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「なんで仕事を辞めたの?」と聞かれた日

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「なんで仕事を辞めたの?」と聞かれて、何も言えなくなった。

理由は1つではないし、簡潔に説明できるようなことでもない。

いろんな要素が螺旋状になり、それがさらに複雑に絡み合った結果、「退職」という決断をしたのだから。

できれば円満に退職をしたかった。

かけ足で会社を後にするような感じではなく、お世話になった人たちにゆっくり挨拶をしたかった。

だが、このときばかりはそうはできなかった。

一刻も早く逃げ出さなければ、体調的にも、精神的にも、取り返しのつかないことになってしまう。

ぶっ壊れてしまう。

身勝手にならざるをえない状況だった。

仕事を辞めたことで、しばらくは自己嫌悪にさいなまれた。

自ら決断しておきながら自己嫌悪になるなんておかしな話だが、とにかく自分を責めた。

苦しい状況を打開できなかった。

打開する勇気も気力もなかった。

つらいからといって全てを捨てて逃げた。

そう思えば思うほど、恥ずかしくなったし、情けなくもなった。

本当は希望を持って退職をしたかったし、可能性にあふれた転職をしたかった。

でも、そうはできなかった。

「成功する人は決して諦めない」というが、それは本当だと思う。

たいへんな状況になったときに、すぐに「諦めて逃げる」という道を選ぶのは、おそらく敗者のすることだろう。

もしかすると、その選択肢が頭に浮かんだ時点で敗者なのかもしれない。

しかし人生には、逃げる以外の選択肢がなくなることもある。

正確には、逃げる以外の選択肢が見えなくなるほど追い詰められることもあるのだ。

それすら言い訳なのかもしれないが。

つらい状況になったときに、おそらく多くの人がその場で踏ん張り、なんとか挽回しようとするだろう。

それは素晴らしい精神だし、つらい状況を乗り越えられたら自信になり、周囲からの信頼も得られる。

メリット・デメリットで考えた場合、その場で踏ん張ることのメリットは計り知れない。

ただ、そこまでして我慢をする必要はあるのだろうか。

次々に襲いかかる災難や人間関係のトラブルに、笑顔で対処する必要はあるのだろうか。

ネガティブをポジティブに転換して、血液を逆流させながらがんばる必要はあるのだろうか。

「ポジティブになれ」

「逃げるな」

「負けるな」

そう鼓舞しつつ、その場で踏ん張ることだけが全てなのだろうか。

その場から逃げ出したら、人に迷惑をかけ、自らも傷を負うのは間違いない。

コンプレックスという傷痕もきっと残るだろう。

だが、人生が短距離走ではなく、フルマラソンだとするならば、挽回のチャンスは何度かあるはずだ。

スタート直後に怪我をしてしまったら、ちょうど中間地点くらいのところで古傷の痛みが再発したら、少しだけペースを落とせばいい。

そうして気力と体力を充電し、また元のペースに戻せるまでゆっくり走ればいい。

ときには歩いたっていいのだ。

さぁ、これからだぞ、楽しいところは。

 - 小林敏徳のコラム

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