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【産後うつの原因と対策】症状が現れる期間は、いつからいつまでなのか?

産後うつとは、出産後に発症するうつ病のこと。

育児のプレッシャーやストレスが蓄積し、少しずつ症状が現れる特徴があります。

厚生労働省の調査によると、約10%の女性が産後うつになるのだとか。

産後うつの原因はどんなところにあり、どう対策すれば良いのでしょうか?

これから出産をむかえる女性や、今まさに育児に奮闘しているママさんは知っておきたいですよね。

男性も産後うつの原因と対策を知っておけば、奥さんに適切なケアができると思います。

今回は、産後うつの原因、対策、症状などについて紹介しますね。

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産後うつとは?

産後うつとは、出産後に発症するうつ病のこと。

育児のプレッシャーやストレスなどが原因で、少しずつ鬱症状が現れはじめます。

ちなみに女性がうつ病にかかるリスクは、男性の2倍。

これは出産や加齢によるホルモンバランスの変化が大きいと言われています。

マタニティブルーとも呼ばれる

産後うつは、マタニティブルーとも呼ばれています。

幸せなはずの出産後に気分が落ち込んだり、育児中に自暴自棄になるような症状は、マタニティブルーの影響かもしれません。

マタニティブルーは、産後うつよりも症状が軽めですが、放っておくのは危険です。

うつ病が悪化しかねませんので、早めに対処していきましょう。

発生率は約10%

厚生労働省の調査によると、産後うつの発生率は約10%だそうです。

ここで調査データを引用しますね。

引用元:健やか親子21(厚生労働省)

産後うつの発生率は、平成13年が13.4%、平成17年が12.8%、平成21年が10.3%、平成25年が9.0%です。

直近のデータでいくと、およそ10人に1人が産後うつになる計算ですね。

ただし、産後うつの自覚がなかったり、無理をしている女性もいるでしょうから、潜在的にはもっと多いかも。

産後うつは、決して他人事ではありません。

産後うつになる原因

次に、産後うつになる原因を紹介しますね。

ぼくは男性ですが、2013年にうつ病を経験しています。

ここで紹介する産後うつの原因は、一般的なうつ病のそれと近いものがあります。

出産後のホルモンバランスの変化

産後うつの大きな原因は、出産後のホルモンバランスの変化です。

具体的には、プロゲステロン(黄体ホルモン)、エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロラクチンといったホルモンの変化ですね。

これは男性には理解できない、女性特有のものです。

ホルモンバランスが急激に変化すると、イライラしたり、気分が落ち込んだり、感情を制御するのが難しくなります。

また、生理の再開が遅れたり、抜け毛が増えたり、お肌にシミできたり。

女性にとって望ましくない体の変化が起こり、それが強いストレスになるのです。

育児のプレッシャー

育児のプレッシャーも、産後うつの原因になりえます。

自分の子供には、充実した人生を生きてほしいと願うのが親の心情ですよね。

それだけでもプレッシャーですが、両親や姑、親戚からのプレッシャーもあるでしょう。

健康的に育てられるのか、教育は大丈夫なのか、資金(収入)は充分なのか。

いろんな不安があると思います。

生真面目な女性ほど、毎日のように自分を追い詰め、ストレスを抱えてしまうのです。

育児と家事を両立するストレス

育児と家事の両立によって生まれるストレスも、産後うつの原因になりえます。

早起きして、掃除や洗濯をして、その合間に夫に頼まれた用事をして、子供が起きたら育児に専念。

そんな毎日をあたり前のように過ごしている女性は、知らず知らずのうちにストレスを抱えるもの。

困ったときに頼れる人が近所にいなかったり、実家から離れた場所で暮らしている人は、孤独な日々が続くと思います。

ストレスを発散しようにも、その相手も、そんな時間もないのですから。

夫の無理解

夫の無理解も、産後うつの原因になる可能性があります。

イクメンがもてはやされる時代になりましたが、中には「専業主婦=気楽な立場」と考える男性もいるでしょう。

早朝から深夜まで、慣れない育児でてんやわんやの状態なのに、赤ちゃんが夜泣きし始めたら「お前がなんとかしろ!」と怒鳴る。

そんな方もいると思います。

社会との接点が減る育児期間中だからこそ、夫の愛情と感謝は何よりも大切なもの。

育児だけで手一杯なのに、そこに夫婦仲の問題が加わるとストレスは倍増します。

周りにいるママたちと比較して自己嫌悪

周りにいるママたちと比較して自己嫌悪することも、産後うつの原因になる可能性があります。

以前までなら、近所のママさんや友人たちと比較するくらいでしたが、今は比較材料が無数にありますよね。

Facebookを開ければ、同級生のママさんたちが楽しそうに育児をしている。

あの人の赤ちゃんはかわいい、ブランド物を着せている、オーガニック製品にこだわっているなど、比較しはじめたらキリがありません。

良いところだけを切り取ったものだと分かっていても、自分と他人を比較して、自己嫌悪してしまう。

そんな毎日では、ストレスが溜まるのも無理はないでしょう。

SNSと距離を置きたいときは、次の記事を参考にしてくださいね。

産後うつになりやすい時期は、いつからいつまで?

さて、産後うつになりやすい時期は、いつからいつまでなのでしょうか?

産後うつになりやすい時期は人によって異なりますが、およそ出産後2週間〜3ヶ月だと言われています。

出産後3日〜5日でホルモンバランスが乱れ、そのあと徐々に回復しますが、この大きな変化が身体的ストレスのもと。

早ければ出産後2~3週間で発症する人もいるようです。

出産後の体調を予想するのは困難ですから、夫や両親にも協力してもらい、ストレスを回避できるように準備しておきましょう。

今すぐセルフチェック!産後うつの症状

次に、産後うつの症状を紹介しますね。

産後うつの主な症状は、次のとおりです。

  • 不安
  • 緊張感
  • 自己嫌悪・自己否定
  • 落ち着きがない
  • 原因不明の疲労感
  • 食欲不振
  • 不眠・眠りが浅い

一般的なうつ病の症状と、ほぼ同じですね。

該当する症状はありましたでしょうか?

ちなみに、うつ病は怪我とは違って目には見えません。

風邪のときのように、発熱してわかるものでもありません。

うつ病につながる要素は誰にでもありますので、体調がおかしくなったときはすぐに対処しましょう。

産後うつになることのリスク

産後うつになることには、どのようなリスクがあるのでしょうか?

主なリスクは、次のようなものです。

  • 体調不良
  • 鬱症状に苦しむ
  • 「自分は母親失格だ」などと自己否定する
  • 赤ちゃんに愛情を感じなくなる
  • 虐待・育児放棄
  • 旦那との不仲(産後クライシス)
  • 離婚
  • 育児書通りにできず、自暴自棄になる
  • 偏頭痛や倦怠感で、やる気を失う

産後うつになると、当然ながら体調を崩します。

そして、体調を崩すと、育児と家事にも悪影響を与え、さらなるストレスを溜めてしまうのです。

さらに配偶者と不仲になったり、最悪の場合は離婚したり。

産後うつは、自分自身だけの問題ではありません。

産後うつの対策

それでは次に、産後うつの対策を紹介しますね。

言うまでもありませんが、まずは適切な治療を受けることが大切です。

治療を受ける

産後うつを自覚したとき、もしくは「体調がおかしいかも?」と感じたときは、適切な治療を受けましょう。

厚生労働省からも、次のような見解が発表されています。

うつ病を治療せず放置しておくと、重症化したり再発を繰り返したりします。

その結果ご本人だけではなく、お子さんへも悪影響を及ぼしかねません。

何よりも「この世から消えて無くなった方が良い」などと考え、自殺を図ったりお子さんに手をかけてしまうなど、最悪の事態を招く場合もあります。

妊産婦の方がうつ病になった場合、専門医による適切な治療を受けることは、ご本人とお子さんの双方にとってとても重要です。

引用元:厚生労働省

やはり早期の受診と治療が必要なようですね。

うつ病患者を扱うのは、心療内科かメンタルクリニックです。

カウンセリング、抗うつ剤の処方、認知療法など、症状に応じて治療してもらえますので、自分に合った病院を見つけてくださいね。

完璧主義をやめ、おおらかになる

性格的な対策としては、完璧主義をやめて、おおらかになることも大切。

「それができれば苦労しない」と思うでしょうが、時間をかければ完璧主義は改善できます。

それと同時に、生真面目な性格をちょっとだけテキトーにすることも可能です。

生真面目すぎると、赤ちゃんのお尻が荒れたり、授乳が遅れただけで自己嫌悪するでしょう。

ときには「まぁいっか」も大切にしなければ、お母さんのほうが潰れてしまいますよ。

充分な睡眠時間を確保する(昼寝を含む)

産後うつにならないためには、充分な睡眠時間を確保することも大切です。

夜泣きが激しい時期はどうしても睡眠不足になるでしょうが、睡眠不足はうつ病の原因になります。

ちなみにぼくがうつ病になったときの睡眠時間は、1日あたり4〜5時間でした。

充分に眠れないときは昼寝を取り入れるなど、足りない睡眠時間はどこかでリカバーしていきましょう。

睡眠に関しては、次の記事も参考にしてくださいね。

育児本よりも、母親を参考にする

どうしても育児に完璧を求めてしまうなら、母親を思い出してください。

きっと自分に対する接し方が完璧ではなかったはずですが、それでも自分はちゃんと成長していますよね。

育児本には「これが正解!」という育児法が載っているでしょう。

なかには「天才の育て方」のような本もあるでしょう。

それも1つの考え方ではありますが、絶対的な正解ではないのです。

育児のプレッシャーに押しつぶされそうになったときは、母親を思い出してください。

2017年から、産後うつ予防の健診費助成が始まる

産後うつは、ひとつの社会問題になっています。

そこで厚生労働省は、産後うつを予防するため、2017年から健診費助成を始めるようです。

産後うつは約10人に1人が経験するとされる。

費用助成は産後2週間と1カ月の2回、それぞれ5千円が上限で、国と市区町村が半分ずつ負担する。

一般的な健診費は約5千円のため、事業を導入する自治体では補助券などによって多くの人が無料で受けられ、出産した医療機関以外での健診も対象となる。

厚労省は17年度予算の概算要求に7億円を盛り込んだ。

引用元:日本経済新聞

詳しくは、各自治体の相談窓口に問い合わせてください。

産後うつに対する行政のサポートは、心強いですよね。

産後うつは怪我や風邪とは違い、本人にしかわからない精神疾患です。

ママさんはどうしても「赤ちゃん第一」になるでしょうが、自分自身の体も大切にしてくださいね。

そして、不調を自覚したら、すぐに診察を!

産後うつの体験談もチェックしてくださいね。

夫婦の問題に関する記事

結婚生活がそれなりに長くなると、いろんな問題に直面しますよね。

次の記事も参考にしてください!

ミラクリから一言

在宅フリーランスになってから、育児の大変さを痛感しました…。

 - 原因と対策

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