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「とにかくやってみる」の希少価値

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約1年ぶりにみんなで集まって、いろんな話をした。

大学生活のことや、最近の恋愛事情のことや、悩んでいること。

自分の半分くらいしか生きていないのに、彼らの話はいつも刺激的でおもしろい。

話題は就職活動のことにも及んだ。

ハッキリと進路が決まっている男性もいれば、いまだ「自分探し」をしている女性もいる。

アイディアだけは沢山ある。

これになりたい、あれをやってみたい、あの職業は楽しそうだ、あの業界は有望そうだ、と。

ただ、それと同時に「踏み出せない理由」もたくさんあった。

これになるのは厳しそうだ、あれをやって失敗した人がいるようだ、あの職業は競争が激しそうだ、と。

「そんなことは気にせず、とにかくやってみたら?」と言ってはみたけれど、すでに細胞まで刻まれた情報が手足を縛っているようだ。

なるほど。

食べ過ぎたら太るのと同じように、情報を取りすぎたら恐怖で手足が止まってしまうのか。

「とりあえず検索する」が可能な時代だから、「とにかくやってみる」が難しくなっているのか。

そんなことを考えていたら、頼んでいた品が出てきた。

情報があれば、いろいろ助かる。

転職先の情報を事前に知ることもできるし、これから会う人を理解することもできる。

3km先に障害があることを知っていたら、前もって対処できるのだ。

だからぼくたちは、手の中にあるデバイスで調べ続ける。

とある記事を読んでいるうちに別の記事に目がいき、しまいに何について調べていたのかさえも分からなくなっているのに、調べ続けてしまう。

まるで取り憑かれたように。

そして、摂りすぎた情報は知らぬ間に体を蝕み、重要な決断のときに「ぜい肉」となって現れ、手足の感覚を鈍らせるのだ。

では、何のための情報収集だったのか。

踏み出すための材料を得るはずじゃなかったのか。

口さみしさに負けてしまっただけなのか。

「また食べてしまった…」と「また調べてしまった…」は、本当によく似ている。

とある学者の方から、人間の目的は「生存」と「生殖」であると聞いた。

だから、人間は生き残るためにリスクを排除し、子孫を残すことを考えるのだと。

つまり人間は変化よりも「現状維持」を優先させる生き物らしい。

変化にはリスクが伴うからだ。

では、人間は何のために情報を検索するのか。

もしかすると「行動しない理由」を探すためなのではないのか。

「そっちは危ないよ」という情報を探して、現状維持を正当化するためなのではないかと。

何かを変えることだけが全てではないから、ときには立ち止まることも悪くない。

ただ、膨大な情報を得た結果、「やりたい」という衝動が消されるのだとしたら、それはもったいない。

本当に変化を望んでいるなら、無知のまま飛び出す勇気も必要だ。

衝動に従って一歩を踏み出すだけだ。

「とりあえず検索する」が増えているからこそ、「とにかくやってみる」を大切にしよう。

スクリーンの中で見たものと実際に触れたものには、大きなギャップがあるはずだから。

 - 小林敏徳のコラム

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