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2〜3年前、いろんな企業を調査していたとき、あることに気がついた。

それは成功する企業には、必ず「影」のような存在がいるということだった。

社長というカリスマが強いビジョンをうち出す一方で、「影」は決して目立たず、粛々と業務をこなしていく。

自らの実績を自慢することなく、会社への貢献を吹聴することもない。

企業が成長し、強い光を放ちはじめても、彼らは静かな影でい続ける。

そのバランスこそが企業成長のカギなのだ。

成功するためには「光と影」が必要なのだと、そのとき知った。

しかも、そのコントラストが深くなるほど事業は成功する。

これは個人が階段をかけ上がっていくときも全く同じだ。

いわゆる「アンチ」が増えれば増えるほど、あなたに熱狂するファンが増えていく。

みんなに好かれ、賞賛されるのが理想だが、あなたのような力を持つ人には必ず影が付きまとう。

これまでの経験からも、そう実感しているはずだ。

ただ、これだけは知ってほしい。

あらゆる手を使って名誉を傷つけようとするのは、あなたが成功者であることを知っているから。

そして、大切な仲間を中傷するのは、あなたが孤独じゃないことを知っているからなのだと。

性善説を信じる者にとって、現代の悪意は想像を超えている。

不祥事を叩き、人の失墜を喜び、テロに歓喜する。

誰かの命を奪った人間を賞賛するような「影」は実在する。

だからこそお互いの常識を戦わせず、愛情を浪費せず、あなたはただ淡々と成功すればいい。

その姿で語ればいい。

今までもそうしてきたように、強い気持ちで悪意の存在を受け入れたらいい。

あなたがシンプルなファッションを好むのは、きっと己の白さを守るためなのだろう。

透き通ったままでいるためには、影の存在を知りつつも、決して向き合わないこと。

近づかなければ、聞こえない。

近づかなければ、見えない。

見聞きしなければ、心を乱されることはないのだから。

大切なパートナーと、仲間たちが付いている。

 - 小林敏徳のコラム

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