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うつ病になりやすい人の「性別、出来事」に見られる傾向

うつ病は誰でも患う可能性がある病気ですが、「なりやすい人」も存在し、性格、年代、性別などの傾向があります。

該当するからといって、必ず発症するわけではありませんが、傾向を知ることで早めの予防と対策につながりますので、知っておいて損はないでしょう。

このページではうつ病になりやすい人の「性別」「出来事」の傾向について詳しく解説していきます。

また別のページで、うつ病になりやすい人の「性格・気質」「年代」の傾向について解説しています。

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男性よりも女性のほうがうつ病になりやすい

うつ病は、男性よりも、女性のほうがなりやすい傾向にあり、身体の変化が原因になることが多いようです。

身体の変化とは、具体的には人生の一大イベントでもある「出産」「育児」、またホルモンバランスの乱れが引き起こす「更年期障害」などです。

それぞれを詳しく見てみましょう。

体調と情緒が不安定になりがちな出産・育児

女性にしかできないこと、それが「出産」です。男性であるぼくが妻に代わって子どもを産むことはできませんし、そもそも出産は男性には耐えることが出来ないほどの痛みや苦しみを伴うと言われています。実際、ぼくは自分が女性だったとしても、痛みに耐えられるかどうかは、自信がありません・・・。

出産には、長期の妊娠が伴います。ぼくにも2人の子どもがいますが、妻のつわりがひどい時期もありましたし、8ヶ月頃にはすっかりお腹も大きくなり、家事をしたり、買い物に行くのも一苦労していました。

当時のぼくは、完全週休2日制の会社員だったので、週末はじっくりと手伝うことができましたが、平日は1人でとても苦労したと思います。妊娠中はホルモンバランスが乱れがちなのか、普段よりもイライラしていることも多かったように記憶しています。ふとしたことでよく泣き、情緒が不安定だったと妻は言っていました。

妊娠や出産は、ホルモンバランスが崩れやすいことに加えて、経済的な問題や夫の協力不足など、ストレスにつながりやすい問題が生じる場合もあります。

また、退職あるいは休職によって、社会との接点が少なくなり、孤独を感じやすくなるケースもあるでしょう。とくに初めての出産の場合は、わからないことだらけで不安も多く、心身への負担は計り知れません。

育児においても、なかなか泣きやまない子供に苛立ち、自分は母親失格なのではないかと悩む人も多くいます。周囲のママたちが子供に優しく接する様子を見ていると、私ほどひどい母親はいないんじゃないだろうか?と思ってしまう、そう話す友人もいました。

また育児中は、子供の世話で手一杯になります。ぼくは、うつ病をきっかけに会社を退職してから、自宅にいることが多くなり、子供たちが妻を翻弄するのを目の当たりにして、育児の大変さをあらためて実感しました。たまにはぼくも1人で子供たちの世話をするのですが、1日でギブアップしてしまいます。これを毎日続けることは、とてつもない大変さだと身をもって知りました。

このように出産と育児のストレスが重なると、以下のようなうつの症状が起こります。

  • 睡眠不足
  • 食欲不振
  • イライラする
  • 疲れがとれない
  • 孤独感でいっぱいになる
  • 表情がなくなる
  • 何に対しても関心や意欲がなくなる
  • 家に閉じこもる

ぼくの友人は、ご主人の仕事が忙しすぎて、365日間、1人で育児をしています。彼女も一時期は、夫への不満がつのり、睡眠不足や食欲不振などの不調を感じていたそうです。しかし、ママたちのコミュニティに参加してみたところ、それまでの育児や家事に対する異常な切迫感がおさまり、気が楽になったそうです。

家事と育児は誰にとっても大変なものですから、夫婦での協力はもちろんのこと、自治体のサポートなども積極的に活用してみましょう。自分ひとりの時間なんか皆無な育児期間中も、友人や家族に子供を預けて、のんびり過ごす時間を確保してみてください。

わが家も定期的に、妻1人だけの時間を作ったり、夫婦2人で食事に出かける時間を確保しています。

ホルモンバランスが変化する更年期

女性は、年齢を重ねるごとに体内のホルモンバランスが変化していきます。とくに閉経前後の10年、主に45歳〜55歳の期間が「更年期」と呼ばれており、心身にさまざまな症状が起こります。

これが俗にいう「更年期障害」で、症状や重さは人によって様々で、ほとんど自覚のない人もいます。

更年期障害の主な症状は、以下の通り。

  • 気温が高くないのに身体があつい
  • 汗をかきやすい
  • のぼせる
  • イライラする
  • 憂鬱な気分になる
  • 人と会うのが面倒になる
  • 頭痛、腹痛、目眩
  • 眠れない、睡眠不足
  • 食欲不振
  • 動悸、息切れ
  • 疲れがとれない
  • 手足が冷える
  • 孤独感でいっぱいになる

45歳〜55歳の女性がこのような症状を感じた場合には、更年期障害か、あるいはうつ病を患っている可能性があります。
どちらに該当するのかを自己判断するのはとても難しいので、婦人科あるいは心療内科等に相談してみてください。

更年期には、子供が自立することによって生きがいをなくしてしまう女性もいます。それまで手を焼いてきた子供たちが自立すると、いきなり暇な時間が増えてしまいます。すると、なんだか自分の存在価値がないような気がして、未来への希望が失われてしまうのです。

いきなり趣味を見つけるのは簡単ではありませんが、「読書」「映画」「ヨガ」「旅行」「食べ歩き」「ハンドメイド」など、身近なところにタネが転がっている可能性はありますので、積極的にチャレンジしてしまいましょう。

とくに母親の立場にある女性は、自分のことを後回しにしがちですから、不調があっても我慢する傾向にあります。疲れることも、しんどいことも、日常が嫌になることもありますので、できるだけ人の手を借りるという選択肢も考えてみてください。

ポジティブ

うつ病の原因になりやすい出来事

うつ病を患う人は、必ず何らかのストレスを受けていますが、とくに職場の人間関係によるストレス、昇進、リストラなど、仕事のストレスが原因になることが多いようです。

それぞれを詳しく見てみましょう。

職場の人間関係のストレスに苦しむ

気の合う仲間ばかりの職場であってほしいものですが、なかなかそうはいきませんよね。中には反りが合わない上司、いつも意見が合わない部下など、色んな人がいるでしょう。

ぼくも過去に職場でイジメを受けたことがありました。例えば、部署内トップの成果をあげても最低評価をつけられたり、部署内での飲み会にひとりだけ誘われないなど、挙げだしたらキリがありません。

上司から過度な残業を強いられる、またはセクハラやモラハラに悩む場合もあるでしょうから、職場の人間関係の悩みは、誰しも多少は抱えているのかもしれません。

このような環境に身を置き続けていると、ストレスが溜まり、次のようなうつ症状がでる場合があります。

  • 睡眠不足
  • 食欲不振
  • イライラする
  • 不安でたまらない
  • 気力がでない
  • 頭痛、腹痛
  • 動悸、手汗
  • 会社に行きたくなくなる
  • 遅刻が増える
  • 人と会うのが面倒になる
  • 自信を喪失する
  • 小さなミスが増える

職場の人間関係を良好にするには、気力も忍耐力も必要ですが、あまりに力みすぎると余計にしんどくなってしまいます。
1人で抱え込まずに、家族や友人に相談してみてください。

ぼくは職場の人間関係に悩んだ場合、その場で挽回するよりも、新たな職場に転職するほうがいいと考えています。なぜなら一度こじれた人間関係を修復するのは、かなり難しく、時間もかかるからです。時間も心の余裕もある人なら、それでもいいのかもしれませんが、心が疲弊している人にとっては、さらなる負担を強いられることとなります。

ぼくも人間関係が原因で会社を辞めたことがあります。まるで逃げたような気がして、後ろめたさを感じることもありましたが、今ではそれでよかったと心から思っています。あのまま職場にとどまっていたら、きっとぼくの鬱症状はもっと重いものになっていたでしょう。

会社を辞めたほうが良いのか否かを決めれずにいる人は、冷静に考えてみてください。十分に身体を休め、心を元気にするためにより良いほうはどちらなのか?と。収入源や世間体をひとまず横に置き、基準を「自分の身体」のみに絞ることが、より良い選択をするコツだと思います。

部下と上司の板挟みになる昇進

昇進することは、本来なら喜ばしいことですよね。昇給し、仕事ぶりが評価されたことへの満足感も得られるでしょう。しかし、昇進にはより大きな責任も伴います。

とくに中間管理職の場合、上司と部下の板挟みになりやすく、人間関係のストレスが昇進前に比べて増えてしまいます。

ぼくも企業で勤めていた頃、かなりのスピードで昇進したことがありました。最初のうちはやる気満々で、会社の売上を10倍にするぞぐらいのノリでしたが、しばらくすると周囲からの風当たりが厳しくなりました。

昇進によって、それまで上司だった人を、部下として評価する側になるのは、双方にとって居心地が悪いものだったんです。相手は恐らくぼくを生意気に感じて面白くなかったでしょうし、ぼくは言い難いことを伝えるのが苦痛でした。

昇進で役割が変わり、仕事が一気に面白くなくなるケースもあるでしょう。このように昇進をきっかけにストレスを溜め続けると、次のようなうつの症状が出始めます。

  • 睡眠不足
  • 食欲不振
  • イライラする
  • 疲れがとれない
  • 頭痛、腹痛、肩凝り
  • 味覚がなくなる
  • 絶望感でいっぱいになる
  • 焦燥感に襲われ不安でたまらなくなる

昇進することで、人間関係も仕事内容も大きく変わります。責任が重たくなればなるほど、相談できる人も限られてくるかもしれませんし、会社を休みづらくなるかもしれません。

でも、身体の不調を感じたときは、遠慮せずに休養しましょう。昇進の妨げになるのではないか、リストラされるのではないかと心配になるかもしれませんが、早めの鬱対策をしなければ働けない状態になり、余計に迷惑をかけてしまいます。

また、昇進で鬱になる人は、責任感が強いあまり、1人で頑張りすぎる傾向にあります。休日出勤も厭わず、膨大な残業をも自ら受け入れてしまうのです。人を頼ることも覚えていきましょう。

大きな心理的ショックを受けるリストラ

業績の悪化により、部署異動、出向、リストラをつきつけられることがあります。熱心に仕事をしてきた人にとって、それらはあまりにショックが大きすぎる出来事であり、どれだけ大きなストレスを抱えるかは計り知れません。

しかもある程度年齢を重ねた人がリストラされやすい傾向にあるため、再就職への不安もあるでしょう。もちろん転職は可能ですが、経歴とは全く異なる職種かもしれませんし、給与も下がってしまうかもしれません。

強い責任感をもって仕事を続けてきた人ほど、行き場を失い、以下のようなうつ症状を感じてしまいます。

  • 睡眠不足
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 身体がだるい
  • 頭痛、腹痛
  • 喪失感でいっぱいになる
  • 死ぬことについて考える

自分の存在意義を感じられないのは、とても辛いですよね。ぼくはフリーランスとして働く今でも、他者評価ばかりを気にして、自己否定に苦しむことがあります。

そんなときは、家族とのコミュニケーションをいつもより多く取り、運動するようにしています。悩むということは、考えるだけの暇な時間があるということなので、無心になれる時間を取ること、または誰かとコミュニケーションを取ることが、一番の鬱対策だと思っているからです。

人付き合いの幅を広げてみるのもおすすめです。新しいコミュニティに参加してみたり、学生時代の友人と同窓会をすると、仕事だけが人生ではないことを再認識できます。

リストラに限らず、定年退職者も喪失感でいっぱいになるようですが、ぼくの両親は引退後もアクティブに活動していますよ。仕事だけの人生では、引退後に心にぽっかりと穴が空いてしまうので、趣味の時間も確保するようにしましょう。

 

うつ病の傾向を知ることは、うつ病の予防にもなる

うつ病の傾向を知ることは、うつ病対策につながります。

ここまで紹介してきたうつ病の傾向に当てはまっていたとしても、必ず発症するわけではありませんが、可能性があることは認識しておきましょう。

ぼくはうつ病を患う以前、鬱についての知識がほとんどなく、誰もがなりうる病であるとは知りませんでしたが、うつ病への理解が深まった今は、妻、両親、友人たちの言動を見て、異変に気付けるようになりました。かなりストレスを溜めている場合は、強引に気分転換に連れ出すようにしています。

うつ病は、誰もがなりうる病です。傾向を理解し、予防と対策をしていきましょう。

 - 症状と傾向

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