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うつ病の原因になる環境・身体・心理・社会のストレス

うつ病などの精神疾患を患う人が増加傾向にあります。

平成17年には300万人を越えたうつ病は、今や最も多い精神疾患となりました。

うつ病には、私たちの日常生活に潜むさまざまなストレスが大きく関わっています。

うつ病の原因になるストレスには、どのようなものがあるのかを詳しく解説していきます。

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うつ病を引き起こす大きな原因は過剰なストレス

うつ病という言葉がよく知られるようになったものの、発症のメカニズムについては理解されていません。

「精神的に弱い人、甘えている人がなる病気」という誤解されていますが、実は脳内の神経伝達物質の働きに異変が起きている、あるいは過剰なストレスを受けているから発症するのです。

「神経伝達物質の異変」「ストレス」が原因ということは、つまり誰しもに発症の可能性があるということ。決して他人事ではありません。

ストレスとは日常生活の中で起こる様々な変化によって感じるもの

ストレスの定義について、厚生労働省のサイトに分かりやすくまとめられていました。

「ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、転校や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなどの心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化=刺激が、ストレスの原因になるのです。」
引用元:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス

ストレスとはつまり、外部からの刺激によって心身に生じるもの。何気なく起こった出来事が、実はストレスの原因となってしまうのです。

たとえば、ぼくにとってものすごくストレスになった日常生活の変化には、次のようなものがあります。

  • 中学受験
  • 就職
  • 転職
  • 仕事のトラブル、失敗
  • 部署異動
  • 睡眠不足
  • 職場での人間関係

これらは多くの人が経験したことがある変化でしょう。いずれも心が弱いから感じるものではなく、外からの刺激に対して心身が反応するという、いわば当たり前のストレスですよね。

しかし、このような当たり前のストレスがうつ病の原因になる可能性があるのです。

うつ病の原因になる4つのストレス

ストレスには、大きく4種類あります。

  • 環境的要因ストレス
  • 身体的要因ストレス
  • 社会的要因ストレス
  • 心理的要因ストレス

それぞれについて詳しく見てみましょう。

環境の変化から生じる「環境的要因ストレス」

転職や引越しなど、環境の変化から受けるストレスを「環境的要因ストレス」と言います。

環境の変化について、以下にまとめてみました。

  • 就職、転職、退職、定年退職
  • 転校、転勤
  • 長時間通学、通勤
  • 引越し
  • 結婚、妊娠、出産、育児
  • 子供の就職、独立
  • 慣れない仕事
  • 温度・湿度が快適ではない
  • 気圧の変化

新しい環境に適用するのは大変ですよね。

ぼくはこれまでに数回転職をしてきましたが、新しい職場や仕事に慣れるまでには相当なストレスが溜まるものです。

また、一人暮らしが長かったため、結婚した後の共同生活にはなかなか慣れませんでしたし、子供が生まれたときも夜泣きで睡眠不足が続き、かなりストレスを感じていました。

ちなみに環境的要因ストレスは、辛い出来事から生まれるだけではなく、実は喜ばしい出来事からも感じます。つまり「嬉しい」「悲しい」「緊張する」などの感情に関係なく、「いつもとは違う」ことにストレスを感じるのです。

環境が変わったときは、過剰にがんばるのではなく、「慣れるまでには多少時間がかかるもんだ」という風に考えてみましょう。

そして、ストレスが軽減されるように環境を改善してください。

身体的な悩みから生じる「身体的要因ストレス」

怪我や病気など、身体的な悩みを抱えた人に生じるストレスを「身体的要因ストレス」と言います。

病気そのものへのストレスはもちろん、治療薬が与える脳への影響によって、普段よりもストレスを感じやすくなるのです。

女性の場合は、月経、出産後、更年期などでもストレスを感じますので、注意してください。

身体的要因ストレスの具体的な原因は以下の通り。

  • 事故
  • 糖尿病
  • がん
  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 月経前、出産後、更年期
  • 慢性的疲労
  • 運動不足
  • 体の歪み

これらの悩みを抱えているときは、ストレスや疲れを理由に運動不足になりがち。

それが鬱を進行させる可能性もありますので、注意してくださいね。

病気を抱えた状態で激しい運動をすることはできませんが、ウォーキングや部屋の掃除、片付けなど出来る範囲で身体を動かすことは、ストレスの軽減につながります。

身体の歪み、栄養の過剰な偏りもストレスになりますので、専門の医師に相談し、体勢や食事を見直すのも効果的です。

対人関係のトラブル・社会生活から生じる「社会的要因ストレス」

会社の人間関係によるトラブルや、仕事へのプレッシャーから生じるストレスを「社会的要因ストレス」と言います。

子供であれば、受験も周囲からの期待が重くのしかかり、過剰にストレスを感じることもあるでしょう。

その他にも、以下のような出来事がストレスとなります。

  • 会社、学校における人間関係のトラブル
  • 仕事へのプレッシャー
  • 受験
  • 就職/li>
  • 昇進
  • 降格
  • 失業
  • 仕事のミス

たとえば会社の人事考課で低い評価を言い渡されたときは、全否定されたような気持ちになってしまうんですよね。ぼくは、その気持ちがよく分かります。

以前勤めていた企業で全く新しい業務に携わることになったとき、役職がなくなり、給与も下がるという事実上の降格を経験しました。

悔しさというよりも、今まで自分がやってきたことが無駄に思えてしまい、会社にとって不要な人間だと言われているような気持ちになりました。つらかったです、本当に。

当時、ぼくがそのような状況にあってもやり過ごせたのは、愚痴を言える友人がいたからだと思います。後から考えれば、引くぐらいキツイ愚痴を聞いてくれた友人には、感謝しかありません。

ぼくの場合は「友人に話す」ことがストレス解消につながりましたが、医師に相談することで気持ちが楽になる人もいるでしょう。運動や美味しいものを食べることでリフレッシュできる人もいるかもしれません。

不安、喪失感など感情に起因する「心理的要因ストレス」

将来への不安、大切な人を失った喪失感など、感情に起因するストレスを「心理的要因ストレス」と言います。

ぼくがうつ病を患ったときは、自分の未来はどうなってしまうのかという絶望的な心境になり、いつも心に重い石を抱えているような感覚でした。

その他にも、以下のような出来事がストレスとなります。

  • 将来への不安
  • 家族や大切な人との死別
  • 離婚
  • 失業(仕事を失う)
  • 財産を失う、貧困
  • 相続問題
  • 仕事での挫折

とくに自信を失うというのは、本当に心を追い詰めるもの。それまで培ってきたものが全て崩れ落ちてしまい、自分の力では何も達成することができないような気がしてしまいます。

ぼくもこれまでに何度も自信を失くしてきましたが、そんなときは希望がなくなり、投げやりになってしまうもの。自分のことも、周囲の人のことも大切に思いやることができなくなってしまうのです。

すごくしんどいんですよ、ほんとに。

以前は自信を失うとなかなか立ち直ることができませんでしたが、人に本音を打ち明けるようになってからはストレスをうまく逃がせるようになりました。

どれだけドロドロした怒りでも、情けない悲しみでも、全てをオープンにするのです。すると、今まで以上にやる気が満ちてきます。あれだけ悩まされた頭痛や肩凝りも、いつの間にか治っていました。

人にうまく頼れない人は、まずは家族からでも良いので本音を話す練習をしてください。

社交辞令に侵されてしまうと、自分では本音で語っているつもりでも、実は大きなストレスを抱え込んでいる可能性があるからです。

水

ストレスを感じやすいのは真面目な性格も影響している

ストレスは誰もが感じるものですが、どれだけ強い刺激を受けるかは人それぞれ。

ストレスに敏感なのは、以下のような性格の人だと考えられています。

  • 真面目
  • 几帳面
  • 責任感が強い
  • 誠実
  • 頑固
  • リラックスするのが苦手

このような人たちは「生真面目」と総称できますよね。

生真面目な人たちは仕事への取り組みも熱心ですが、誰にも頼ることなく、何でも1人で解決しようとする傾向があります。すると、普通の人よりも強い刺激をいつも抱えることになるため、鬱になる可能性も高まります。

あまりにストレスが多すぎると心が弱るのは当然ですが、生真面目な人はそこからさらに「自分は能力が低い」「弱音を吐くのは甘え」などと自分を責めてしまう傾向も。

真面目なのは素晴らしいことですが、少しは自分を甘やかすときがあってもいいんじゃないでしょうか。

大変なことがあったときに「仕方がない」「そんなときもある」と思うのは、むしろ物事を前向きに考えるチャンスにもなりますよ。

ストレスを避けるのではなく解消方法を確立すること

ストレスがうつ病の原因になることを理解しても、ストレスをゼロにすることはできませんよね。

辛い出来事だけではなく、嬉しい出来事や環境の変化からもストレスを受けるのであれば、完全に対策することはできません。

ストレスを避けるのではなく、以下のような解消方法を見つけてください。

  • 友人に会う
  • 恋人とデートをする
  • 運動をする
  • 趣味・読書の時間を多めに確保する
  • 仲間たちと美味しいお酒を飲みに行く
  • 休日にドライブに出かける
  • 子供と思いっきり遊ぶ

それが一時的なストレス解消方法でも構いません。

家でじっと塞ぎこんでいると、鬱が進行してしまう可能性がありますので、どんどん外に出ていきましょう。

日頃の悩みを忘れて、楽しいことだけに集中する時間を取ってください。

強いストレスを感じたときはまず休養・十分な睡眠

くれぐれもストレスを甘く見ないようにしてください。

強いストレスを自覚したときは、まず身体を休めましょう。

おそらく日頃行っているストレス解消方法も十分な効果がないでしょうから、まずは身体を休め、心を充電してください。

ストレスを溜め込まない心身を作ることが、一番の鬱対策です。

ストレスを診断するチェックリストは以下の記事で。

 - 原因と対策

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