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【仕事が憂鬱なときの対処法】会社に行きたくないときに実践!

仕事は楽しいのがいちばんですが、「憂鬱なとき」もありますよね。

会社が嫌だ、仕事に行きたくない、という思いにかられるときは本当に辛いものです。

1日8時間〜12時間くらいは働いているわけですから、仕事が憂鬱なら、人生そのものも憂鬱になってしまうでしょう。

サラリーマン(会社員)、フリーランス、経営者に関係なく、仕事が憂鬱なときは必ずある。

そうなったときの対処法を知っていればすぐに立ち直れますが、憂鬱な気分を放置していると、うつ病のような精神疾患になってしまう可能性もあります。

ですから気分が落ち込んだときは、早め早めに対処したいですよね。

今回は、仕事が憂鬱なときの対処法を紹介します。

幸福を感じやすくなる「セロトニン」というホルモンを分泌させるポイントもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

仕事が憂鬱になる原因

それではまず、仕事が憂鬱になる原因を考えていきましょう。

主な原因をまとめてみました。

  • 仕事がつまらない
  • 仕事量が多すぎる
  • 会社から正当に評価されていない
  • 職種・待遇への不満がある(給料や有給など)
  • プレッシャーがある
  • 責任が重すぎる
  • 人間関係がうまくいかない
  • 失敗が続いている(ミス・トラブル・クレームなど)
  • プライベートな悩みがある(恋愛、お金など)

もちろん憂鬱になる原因はまだまだあるでしょうが、おおよそ上記のどれかに当てはまるのではないでしょうか?

ちなみにぼくが仕事を憂鬱に感じていた時期は、「人間関係がうまくいかない」と「失敗が続いている」が原因でした。

仕事が憂鬱なときの対処法

では、仕事が憂鬱になったときはどのように対処すれば良いのでしょうか?

主な対策をまとめてみました。

やることリスト(タスク表)を作成する

仕事が憂鬱なのは、忙しすぎて頭の中がパニックになっているのが原因かもしれません。

ですから、まずはやることリスト(タスク表)を作成して、仕事を整理してみましょう。

おおまかな手順をまとめてみました。

  1. タスク表、またはスケジュール表を作成する
  2. 所要時間と期限(納期)をしっかり確認する
  3. 優先順位を決める(重要度、緊急度など)
  4. 人に依頼する仕事は先に振る
  5. 簡単な仕事からどんどん片付ける

タスク表、所要時間、期限(納期)、優先順位を整理し、人に頼める仕事はお願いすること。

その次に簡単な仕事からどんどん片付けていくことです。

止まっているときはネガティブになりがちですが、手を動かし始めたら前向きになれますよ。

同僚・上司に不平不満を聞いてもらう

仕事が憂鬱なときは、同僚や上司に不平不満を聞いてもらうことも大切です。

悩みのタネを根本的に解決できなくても、誰かに打ち明けるだけでスッキリすることもありますからね。

逆に感情を閉じ込めて悶々としていると、ストレスが溜まってしまいます。

社外の人に会って刺激をもらう

仕事が憂鬱なのは、視野が狭くなっているのが原因かもしれません。

ですから新たな刺激をもらうために、社外の人に会ってみましょう。

異業種の情報を得たり、目標を持って仕事に打ち込んでいる人の話を聞くと、仕事に対するモチベーションがアップします。

やる気を失っているときは、次の記事も参考にしてくださいね。

退社後・週末に楽しい予定を入れる

仕事が憂鬱なときに何よりも大切なのは、溜まったストレスを解消すること。

プライベートが充実していれば、自ずと仕事にも良い連鎖が生まれますからね。

退社後に飲みに行く、あるいは大好きなアーティストのライブに行く。

週末は恋人と出かけたり、友人たちとバーベキューをしたり。

ストレスを解消できる時間があれば、たいへんな平日を乗り切れるでしょう。

有給休暇を取得して、しっかり休む

仕事が憂鬱でどうしようもないときは、有給休暇を取得して休むことも大切です。

マッサージやエステで体を労ったり、気分をリフレッシュするのも良いですが、家で安静にするだけでも構いません。

日頃の睡眠不足を解消しつつ、美味しいものを食べて、心に栄養を与えてあげましょう。

日頃は社会人として人に気を遣っているのですから、休日くらいは自分のことを大切にしてください。

読書をして解決策を見つける

仕事が憂鬱な状況を前向きに解決したい人には、本から解決策を見つける方法もおすすめです。

人間関係の問題を抱えているなら、それにまつわる本を。

これからのキャリアについて悩んでいるなら、偉人の自伝を読むのも良いでしょう。

本には、無料のインターネットからは得られない情報があります。

読書の効果は以下の記事で。

「憂鬱でなければ、仕事じゃない」と前向きに考える

ちょっとした逆転の発想ですが、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」と前向きに考えるのも手です。

一生懸命やっているからこそ、憂鬱になるんだ。

重要なプロジェクトをてがけているからこそ、責任を感じるんだ。

プレッシャーがあるのは、それだけ大きな仕事を任されているからだ、と考えることですね。

ぼくは日本を代表する経営者の本に、何度も勇気づけられました。

異動願いを出す

何をしても仕事に対する憂鬱さが解消されないときは、上司に異動願いを出しましょう。

このまま同じ環境にい続けても、状況は改善されるどころか余計に悪化する可能性があるからです。

それなら早めに環境を変えて、リスタートすること。

部署が変われば、担当業務、同僚、上司のすべてが変わります。

憂鬱な気分を解消するためには、「セロトニン」の分泌がカギ

憂鬱な気分を解消するためには、「セロトニン」というホルモンがキーポイントだと言われています。

セロトニンとは、「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質のこと。

セロトニンが多く分泌されていれば幸福を感じ、逆に少なければうつ病やパニック障害、社会不安障害といった精神疾患になる可能性があります。

しかも日本人は、そもそもセロトニンの少ない民族なのだとか。

日本人は欧米人に比べて心配症

日本人は欧米心に比べて神経質で、心配症だと言われています。

たしかに海外に行くと陽気な人をよく見かけますが、日本人は「どよ〜ん」としていてよく不安を口にするところがありますよね。

テレビ番組の「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの脳科学者、中野信子さんによると、そのような気質の違いもセロトニンで説明できるそうです。

特に日本人は、セロトニントランスポーター(たんぱく質の一種。「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンを脳内で再利用する役割を担う)が少ないタイプがたくさんいます。

セロトニントランスポーターが少ない人は、不安要因を検出するのが得意なんです。

引用元:ダイヤモンド・オンライン

中野信子さんの著書によると、日本人に一番多いのはセロトニントランスポーターが最も少ない「SS型」。

この割合が65%で、その次に「LS型」が32%、「LL型」が3%。

つまり心配症の人(SS型)が65%で、ちょっと心配症の人(LS型)が32%ですから、合計97%の日本人が心配性で、楽観的な人は3%しかいないということですね。

一方でアメリカ人は「SS型」が19%で、「LS型」が49%、「LL型」が32%。

楽観的な「LL型」の人の数が、日本より30%も多いそうです。

「アメリカンドリーム」という言葉があるように、アメリカ人はリスクがあってもチャレンジする気質がありますが、この要因は生物学的な観点も無視できませんね。

日本人は不安を感じやすい気質

アメリカ人と日本人のセロトニンに大きな違いが生まれた要因は、大きく2つあるようです。

(*現段階では、あくまでも推測です。)

1つめの要因は、日本は災害が多い国であるため、常に将来に不安を感じ、それに対する備えをするようになったこと。

2つめの要因は、鎖国をしたことによって人材の流動性が下がり、人間関係の良し悪しが子孫を残せるかどうかに直結していたからだそうです。

「村八分(村民から無視されること)」になったら自分の遺伝子を残せませんので、常に集団から排除される不安を抱えていた、ということですね。

参考サイト:ダイヤモンド・オンライン

日本人は欧米人に比べて憂鬱さを感じやすいのは間違いありませんので、意識的に対策することが大切です。

日光を浴びながら運動をすることでセロトニンが分泌される

では、セロトニンを分泌するためにはどうしたら良いのでしょうか?

最も手っ取り早いのは、日光を浴びながら運動をすることです。

日光を浴びることで「セロトニン」が分泌され、適度な運動によって「βエンドルフィン」が分泌される。

すると考え方が前向きになります。

「早朝にランニングをしてから出社」のような習慣のある人は、きっと前向きな毎日を生きていることでしょう。

憂鬱な気分を放置するとうつ病になる可能性も

「なんか憂鬱だなぁ…」という気分は絶対に放置しないでください。

最初は軽いものかもしれませんが、放っておくとうつ病になる可能性があるからです。

ちなみにぼくが2013年にうつ病になったときも、最初は「仕事に行くのがだるいなぁ」くらいのものでしたが、その後少しずつ鬱症状が現れてきました。

軽いストレスは解消しやすいですが、慢性的なストレスはなかなか解消できません。

ですから、早め早めに対処してくださいね。

ぼくがうつ病になった原因は次の記事で解説しています。

朝起きられない・夜眠れないという状態になったらすぐに病院へ

仕事が憂鬱だ… 会社に行きたくない…という気持ちが積み重なると、朝起きられなくなったり、夜眠れなくなることもあるでしょう。

いわゆる「不眠」や「過眠」ですね。

不眠や過眠は典型的な鬱症状ですから、できるだけ早めに病院に行ってください。

最寄りの心療内科やメンタルクリニックに行けば、すぐに診察してくれます。

睡眠不足はうつ病の原因になりますので、次の記事を参考に睡眠を見直してくださいね。

ストレスが溜まっているなら、体を壊す前に転職することも大切

何をやってもストレスが解消できず、仕事が憂鬱でしょうがないなら、転職するのも選択肢の1つです。

同じ環境にい続けても、状況は変わりませんからね。

日本人は「苦しい環境で頑張ること」を美徳とし、お世話になった会社を辞めることを「不義理」とするきらいがありますが、自分の人生であることを忘れないでください。

そして、体を壊してまで会社に尽くす必要はないはずです。

心身を壊してしまうぐらいなら、思い切って辛い環境から逃げること。

一時的に不義理をしたとしても、元気になれば必ず恩返しできますよ。

我慢せずに、一歩を踏みだしてみてください!

ミラクリから一言

仕事が憂鬱なときほど、環境を変えることが大切です。

トシノリ
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