ミラクリ

鬱から成功するブログ

【夢、死ね!】口だけ夢想家オヤジにならないために、全人類必読書

 

・夢よりも目標を持て

・夢は時に人生を狂わせる

・仕事をする最大のモチベーションは「怒られないこと」にある

・社会人にも小者は大勢いて、仕事とは、日々小者どもが怒られないためにセコいことばかりしている

・そんな状況を理解したうえで、どうやって仕事をすべきか?

 

「夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘」は、キラキラした世界にドロドロした刺激的な文脈をふりまく、我らが「中川淳一郎」さんの著書です。タイトルからすると夢を押し売りする自己啓発商法への批判本かと思いきや、内容はフリーランス・会社員にかかわらず「目標を現実的に追う方法」を具体的に明記した良書です。

 

中川淳一郎さんの芸風から想像するものとはちがい、地道に這いつくばってきた仕事の経験が余すところなく披露されているのでオススメです。

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「夢」は叶わない、「目標」は叶えるもの

<将来への希望・願望としての夢>

夢という語は、将来実現させたいと思っていることも指す。

 

<はかないこと>

夢には、はかないこと、たよりないこと、という意味もある。「夢物語」という表現は、夢のようなはかない物語、という意味である。フィクション、つくりごと、という意味をこめた「物語」と合わせて、現実からほど遠いことが強調されている。その内容があまりに現実から遠く、はかないことを形容するためにしばしば用いられている。

引用元: 夢 – Wikipedia.

 

改めて意味を調べてみると、夢とは「叶わない」ことが前提のような言葉ですな…。

この意味を踏まえて考えてみると、ぼくは夢を持ったことがない。小学校の卒業文集には「NBA選手になりたい!」と書いた記憶があるけど、それは「将来なりたいものを書きなさい」という指示のもと、みんながサッカー選手!、野球選手!と書くのにならって何となく書いたんだ。でも本気でなりたかったら血の滲むような努力をしてたはずだし、何となく書いたことはやっぱり何となくでしかないのだ。

 

ぼくはこのミラクリでも繰り返し「夢はほとんど叶わない」「努力はほとんど報われない」ということを主張してるんだけど、そんな記事を書くたびに「つまらない大人だ」「アホだ」などのご批判をいただく。でも自分の経験上、本当にそうなのだからしょうがない。

参考:学校で教えて欲しかった社会の現実(12個).

 

言っておくが「夢を持つこと」自体は悪いことじゃないし、むしろ希望にはなる。でも基本的に「叶わない」ことが前提にあるとすれば、長い目で見たときには絶望しかないんじゃないかということだ。であれば実現可能な「目標」を持つことこそ、豊かな人生を生きるための秘訣なんだろう。

 

夢、死ね!

 

「口だけ夢想家オヤジ」は実在する

ぼくも今まで聞こえのいい言葉を何度も言ってしまったかもしれないし、ブログにも書いたかもしれない。それは謝ります。でもこうして三十年以上生きてみると「イメージできないことは実現できない」こともよく分かってくる。

 

「口だけ夢想家オヤジ」はたくさん見てきた。

「来年はお前たちをニューヨークに連れて行ってやる!」と豪語し、その時には彼の言葉に魅了されるんだけど、1ヶ月後には早くも雲行きが怪しくなり、3ヶ月後にはどこ吹く風になり、半年後には完全に諦める、そんな状態は何度もあった。会社の業績目標にしてもオーナーが壮大な目標をぶち上げればぶち上げるほど、やる気になるのは期首だけで、肝心のオーナーも遊びまわってる、そんな事例は山ほどある。

 

夢は「いつかかなう」と文字通り「夢想」することによって幸せな気持ちになれるのだ。

引用元:本書より

 

夢を持つことは、甘美なオクスリのようなもので中毒症状がある。

壮大な夢を持つことで心が豊かになったと錯覚し、「夢を追っている自分」を愛してしまう。でも実際の行動は伴っていないから実現できないのは当然で、だからこそ「心の隙間を埋める新たな夢」が必要になる。でもそうして心の隙間を埋め続けることで何が残るだろうか? 年齢を重ねたあとに残るのもは「俺も昔は◯◯目指してたんだぜぇ。」みたいなものだけなんじゃないだろうか。

参考:努力が報われないからこそ、安心して目標に挑戦できる。.

 

夢想家

 

「夢は見るものじゃなく、叶えるもの」のウソ

芸能人の発言だとかで「夢は見るものじゃなく、叶えるもの」という言葉が名言としてたびたび出回るんだけど、これには大きな誤解がある。基本的に「イメージできないことは実現できない」のだから、今や大スターとなった芸能人にとって、スターになることは夢ではなく「目標」だったということだ。

 

つまり何万人ものファンを前にしてドームツアーで歌を歌い、観客から大歓声を浴び、メディアにも大きく取り上げられ、ミュージックステーションにでる、ことが明確にイメージできたからこそ実現できたんだ。もちろんその他の要因として人脈や運も大きく関係するのは間違いないけれど、スターの自分を明確にイメージして血の滲むような努力をしたからこそ運を引き寄せることができたのだ。

 

そもそもは「叶わないもの」であるという意味合いの言葉を、日本語の文脈で「叶えるもの」と表現するには無理がある。「叶えるもの」は目標であって夢ではない。

参考:「報われる正しい努力をしよう」 脳科学者・中野信子氏が語る、努力不要論に唸った!.

 

 

努力ではどうしようもない領域は存在する

スポーツをそれなりに高い競技レベルでやってきた人には経験があるかもしれないが、「自分がどれだけ努力しても絶対に叶わない人」が存在するものだ。自分が普段から食事を節制し、体のケアを完璧にルーティン化し、さらに血の滲むようなトレーニングを積んでやっとそれなりのレベルにきたのに、一方では試合前にスナック菓子を食べながら「え?? もう出番なの??」のような雰囲気で出場した試合でMVP級の活躍をする、そんな人が実在するのだ。

 

仕事でもそう。

自分が膨大な情報をインプットし、さらに頭から煙が出るほど考えた上で実践してきたことを、自分の頭の中だけでサクサク処理してしまい、しかも行動に移したことがすぐに大きな成果になる。そして学歴・容姿・家系も申し分なく、人に好かれやすく、キラキラしてるからこそ更に人を集めてそれがまた成果になる、そんな人は確実に存在する。

参考:本田圭佑:プロフェッショナル仕事の流儀(後編):この世に天才などいない.

 

持って生まれた才能に大差はないのは分かるけど、その後に育った環境によって大きく差がついてしまう。だからこそ自分がどれほど努力してもかなわない相手は存在するし、逆立ちしても覆せないものがそこにはある。「努力は必ず報われる」とのたまう人は、今まで自分と同じレベルの人とだけ付き合い、本気の勝負をしたことがない人だと考えて間違いない。

参考:脳を快楽状態に! 脳科学者:中野信子氏が教える「結果」よりも「プロセス」の大切さがスゴかった!.

 

夢、死ね!2

 

「目標を現実的に追う」ことがすべて

そう考えると一部の天才を除き、フツーの人ができることは「目標を現実的に追う」ことしかない。

 

「夢を持て!」や「現実(足元)を見ろ!」と言う人は数多くいるけれど、「目標を現実的に追え!」と言ってくれる人にはそんなに出会わない。もし読者の方がそんな人に出会っているとすれば、全力で、そして全幅の信頼をすればいいと思う。

 

「夢」はそもそも叶わないものだし、具体的な行動に乏しい。そして「現実」はチマチマした自分の日常範囲内のイメージしか沸かないから、どこまでいっても大したことにはならない。でもこの2つのちょうど中間地点に位置する「理想を現実的に追う」姿勢で両立は可能だ。壮大な目標に対して、実現可能な小刻みの目標を立て、確実にクリアしていく、そんな方法論が存在するのだ。

参考:自信に根拠は必要? 「根拠の無い自信でスタートし、根拠を作る」姿勢.

 

生きていれば辛いこともある。

ぼくもフリーランスになってからは、ありがたいことに順調に業績を伸ばすことができたが、時には目の前の売上と利益を捨てて取り組まなきゃいけない時もある。それなりに絶望もする。

参考:フリーランスなのに11月の売上がほぼゼロでワロタw その先にある希望!.

 

でもそもそも叶わない夢を持ち、それに中毒症状になるよりも、ハッキリとイメージできる目標に対して夢中で取り組む方が成功する確率が高まるのは間違いない。大人だってこの方法論を採用すればまだ可能性はある。そして子供や若者に対して「夢を持とう」「現実を見ろ」なんて無責任な言葉を投げつけるのではなく、「目標を実現するために具体的に行動する方法」を伝えていくべきじゃないだろうか。

 

夢ではなく、目標を持とう。そして具体的に行動していこう。

 

そんじゃーね。

 

ミラクリから一言

一気に書き上げたらスッキリした。

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