ミラクリ

鬱から成功するブログ

「帰る場所がある」って、うらやましい。

 

「生まれ育った地元」がある人のことを、うらやましく感じるんです。

 

ぼくは親の仕事の都合で、山口県で生まれて、長野県で育ちました。中学校からはずっと大阪で生活していますが、ぼくには「ここが地元です。」と言える場所がありません。

 

ラッパーが”地元の誇り”を歌うときって、地元の人しか知らないコアなところを歌詞にしていますが、ぼくはそこまで掘り下げられる土地がないんですよ。

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大阪には20年以上住んでいる計算になりますが、そのうち6年間は寮生活をしていましたし、学校を卒業してからは3年周期で大阪府内を転々としてきました。「幼なじみ」もいないし、「生まれ育った家」もありません。

 

35年の人生で、もう10回以上は引っ越してきたのかな。

 

人から「正月は地元に帰るんだよ。」と聞くと、とてもうらやましい気持ちになります。「帰省するのは面倒だ。」と聞いても、やっぱりうらやましい。

 

最近になって気づいたんですけど、定期的に引っ越しするライフスタイルが、ぼくの”帰属意識のうすさ”に影響を与えたようです。集団のなかにいたい気持ちが、自分でも驚くほどに希薄なんです。

 

ぼくの人間性に難があるのかもしれないし、内面をオープンにすることに抵抗があるのかもしれない…いや、間違いなくあるんでしょうね。13年間なんとか会社員をやりましたが、どこの会社にいても、「この場所に居続けることはできない」と、どこかで思いながら、苦しみながら仕事をしていました。

 

こう言っては情けないんですけど、本当に苦しかったんです、会社員生活は。同僚、上司、取引先にはいい人も多かったし、仕事にやりがいを感じた時期もあったんですけど、ぼくにとっては組織に属することがやっぱり苦しかった。

 

最後の最後でうつ病になり、2週間後に会社を辞めて独立する、そんなドラマチックな展開だったんですけど、今のところどこからも出版オファーはないな…。

 

沖縄

 

やっぱり「帰る場所がある」って、うらやましいです。

 

いや、生まれた育った地元がある人も大変なんでしょうけどね。帰省したときは、会いたくもない元カノに会うやら、黒歴史を知られている同級生たちに会うやら、ソリが合わない親戚がいるやら。きっと色んなことがあるんだと思います。

 

でも、ぼくには「面倒だ。」と思う場所すらないんです。仕事を引退した親が住み始めた家は、今で3年目です。ぼくの実家には3年間の積み上げしかないって、なんだか…。

 

生まれた時期、うまく友達を作れなかった時期、勉強もスポーツも中途半端でコンプレックスにまみれていた時期、それぞれの記憶の断片は、当時住んでいた土地に置いてきました。

 

”断捨離ズム”というか、引っ越しによって思い出を清算することで、軽やかに生きられると思い込んでいた時期もありましたけど、やっぱりぼくは”地元”で積み上げた何かが、決定的に不足しているような気がするんです。

 

今は別の土地に住んでいたとしても、定期的に地元に帰る。そんな人たちだけが持つ空気感というか、無意識に共有できるものというか。学生時代の友人はごくわずかで、会社員時代の知り合いなんて、ほとんどいませんよ。

 

13年間も会社員をやってきたくせに、8年間ぐらいは営業マンだったくせに、「もっと人脈あるだろ!」と自分に言いたくもなるんですけど、ほとんどは関係が切れてしまい、今は独立してから知り合った方々と一緒にいることが多いです。

 

「移動し続けてきた経験が、立ち止まることを拒絶させる」ってことなんでしょうね。言葉にしてみると、どこかの偉いさんの格言みたいですけど、結局は同じ場所に留まることができない者の性というか、まぁ都合の良い言い訳ってことなんでしょうか。

 

帰る場所を持たない者は、これからも移動し続けるしかないんでしょうね。

 

好きだと感じた土地で、ちょっとした思い出を作るしかない。そして、「名残惜しい」と思える場所を増やしていくことなんでしょうね。思い出の数が、”地元”をもつ人たちと同じぐらいまで積み上がったときに、「”帰る場所がある”って、うらやましい。」の正体が、わかるのかもしれません。

 

帰る場所がないなら、自分で作るしかないんだね。

 

 

ミラクリから一言

地元っていいね。大切にしてほしいなぁ。

 - 小林敏徳のコラム

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